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南アフリカ 外貨準備高の推移
外貨準備高とは？
外貨準備高とは、その国が保持している外貨の量です。
外貨準備を保有する主な目的
- 自国通貨の為替レートの急変動を防ぐ
- 貿易などの国際取引を円滑に行う
上のような目的を持っていますので、例えば、南アフリカランドの為替相場が急落した際は、ドルを売ってランドを買うために、保有している外貨準備で為替介入する場合があります。
ですので、外貨準備高が多いほど、為替レートの急落に対処しやすくなります。
また、外貨準備高は外貨の保有量ですので、為替相場に大きく左右されることになります。
南アフリカ外貨準備高の推移
| 年 | 外貨準備高 （単位：億ドル） |
| 2017 | 507.2 |
| 2016 | 471.8 |
| 2015 | 458.9 |
| 2014 | 491.2 |
| 2013 | 497.1 |
| 2012 | 506.9 |
| 2011 | 487.5 |
| 2010 | 438.2 |
| 2009 | 396.0 |
| 2008 | 340.7 |
| 2007 | 329.2 |
| 2006 | 255.9 |
| 2005 | 206.2 |
| 2004 | 148.9 |
| 2003 | 81.5 |
| 2002 | 78.2 |
| 2001 | 76.3 |
| 2000 | 77.0 |
2000年に77億ドルだった南アフリカの外貨準備高は、2017年で500億ドルまで増えました。
外貨準備高の適正水準は？
外貨準備高の適正水準については、統一的な見解はありませんが、
外貨準備高 ＞ 輸入額の3か月分
であることが適正水準の目安※として利用されています。
※IMF（国際通貨基金）の見解より抜粋
（IMFは、世界のほぼ全ての国が加盟している国際機関で、国際金融危機への対応を主な役割としています。）
南アフリカの2017年の外貨準備高・年間輸入額はそれぞれ
- 外貨準備高：507.2億ドル
- 年間輸入額：830億ドル
であり、
外貨準備高（507.2億ドル） ＞ 輸入額の3か月分（207.5億ドル）
で、今のところ安心できるレベルにあるといえます。
最後に、南アフリカランドの安全性についてまとめてみました。
詳しくはこちら→南アフリカランドの安全性まとめ
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