アルゼンチンのデフォルト・ギリシャのデフォルト危機は格付けのチェックで回避!

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過去にデフォルトしたorしそうな国

デフォルトでよく引き合いに出される国として、アルゼンチンがあります。
さらに、デフォルトしそうな国としてはギリシャがあります。
これらの国について、そうなった原因を調べてみました。


ギリシャのデフォルト危機

ギリシャは2015年6月末でのIMF(国際通貨基金)への15億ユーロの返済が難しい状況となり、
デフォルト一歩手前の厳しい環境におかれていましたが、ギリシャのチプラス政権が、ユーロ圏の債権者たちの要求(緊縮策)に応えたことから、ひとまずギリシャのデフォルト危機は脱した感じです。

ギリシャは、2001年にユーロを導入したのですが、2008年のリーマンショック以降、
財政不安が一気に深刻化したために、デフォルト危機に陥ってしまいます。

このデフォルト危機によって、ギリシャも導入しているヨーロッパの統一通貨であるユーロの信頼は大きく失われてしまい、為替市場ではユーロ安が進むこととなりました。

ギリシャのデフォルト危機の原因ですが、

  1. ギリシャの財政赤字をGDPの5%程度と発表していたが、新政権を交代したときに実際は財政赤字がGDPの12%であることが判明し、その財政問題が国際社会で一気に表面化してしまった。
  2. 財政問題の原因として、公務員の数が国民の10%(労働人口比率では30%近くに上ります)と多い上に、その公務員の給料や年金を優遇しすぎている。

ということが挙げられます。


アルゼンチンのデフォルト

次の例は、アルゼンチンで、こちらは実際2001年にアルゼンチン国債がデフォルトになりました。

アルゼンチンは1994~95年のメキシコ通貨危機や、1997年7月にタイを中心に始まったアジア通貨危機の影響で、インフレが加速してしまいました。

このときの原因として、アルゼンチンは当時1ペソ=1ドルの固定相場制を取っていたことが挙げられます。

実は隣国ブラジルも1ドル=1レアル前後の為替を維持していたのですが、為替を固定する方法がペッグ方式だったので、投機筋の攻撃を受け、ブラジルレアルは大幅な切り下げに追い込まれました。

こうなると、ブラジル製品の価格はアルゼンチンの製品に比べかなり割安になり、
アルゼンチンの輸出産業は大変厳しいものになりました。

そんなわけで、2001年にはアルゼンチンの経済成長率が-11%という大幅な落ち込みとなり、
デフォルト宣言をしました。

なお、アルゼンチンペソの価格は、デフォルト前の3分の1~4分の1まで下落しています。


アルゼンチンペソ/円のデフォルト前後のチャート
アルゼンチンペソ円 チャート

ここで、注目しておくこととして、会社の株と違い、デフォルトしても
通貨の価値はゼロになっていないということです。


私たち個人投資家が、デフォルトするかどうか見分ける方法

できれば、デフォルトしてしまう国の通貨は持ちたくないものです。

でも私たちは、普段仕事をしていたり、主婦をしていたりで専門知識もなく、
その国の通貨が危険かどうかなんて普通は判断できません。

でも、そのような私たち個人投資家に判断の物差しを提供してくれるのが、各付け会社です。

格付会社は、財務分析、業界分析などを行い、金融商品または企業・政府などの信用力を
ある一定の基準に基づいて、「Aa3」「BBB」などの記号や等級で評価しています。

格付会社はできるだけ公平・中立な評価を行なうことを目的に、
複数のアナリストの意見をもとに信用格付を行うのですが、将来について評価するため、
ある程度主観的になることは避けられません。

そのため、100%信用することは出来ませんが、参考には出来ます。

格付け会社として有名なものとしてはS&Pとムーディーズがあります。


ギリシャとアルゼンチンの格付けは?

ギリシャの格付けは
 S&P・・・B3  (信用リスクが高い)
 ムーディーズ・・・B (信用リスクが極めて高い)

アルゼンチンの格付けは
 S&P・・・B2 (信用リスクが高い)
 ムーディーズ・・・B+ (信用リスクが高い)

です。 (2019年7月調査)

格付けの種類
 ムーディーズ  S&P  投資判断
 Aaa  AAA  信用リスクが最小限(信用力が最大)
 Aa  AA  信用リスクが極めて低い(信用力大)
 A  A  信用リスクが低い(信用力あり)
 Baa  BBB  信用リスクは中程度
※このランク(Baa3/BBB-)までが一般的に、
「投資適格級」とされます。
 Ba  BB  相当の信用リスク
※このランク(Ba1/BB+)以下は、
「投資不適格級」「ジャンク級」などと呼ばれます。
 B  B  信用リスクが高い
 Caa  CCC  信用リスクが極めて高い
 SD  SD  選択的デフォルト・一部債務不履行
 D  D  債務不履行

ギリシャ、アルゼンチンどちらも、リスクが高い状態です。

ギリシャの格付け変更の動き

2018年6月25日
S&Pは、ギリシャの格付けを「B」から「B+」に引き上げました。

2018年2月21日
ムーディーズは、ギリシャの格付けを「Caa2」から「B3」に2段階引き上げました。

2018年1月20日
S&Pは、ギリシャの格付けを「B-」から「B」に引き上げました。

2017年6月23日
ムーディーズは、ギリシャの財政見通し改善と経済安定の兆候が見られたことから、格付けを「Caa3」から「Caa2」に1段階引き上げました。

2016年1月23日
S&Pは、ギリシャの改革の進捗状況などから、格付けを「CCC+」から「B-」に引き上げました。

2015年7月22日
S&Pは、ギリシャの今後1年のデフォルトは不可避ではなくなり、2018年までにユーロ圏を離脱する確率は50%以下になったとの見方から、ギリシャの格付けを「CCC-」から「CCC+」へ2段階引き上げました。

2015年7月2日
ムーディーズは、IMFへの債務返済ができず先進国初の「延滞国」認定され、今後、公的債権団からの支援なしに民間保有債権のデフォルトは免れないとの見方から、ギリシャの格付けを「Caa2」から「Caa3」に引き下げました。

2015年6月30日
S&Pは、ユーロ圏離脱の確率50%となり、今後6カ月以内に民間のデフォルトが発生する公算大との見方から、ギリシャの格付けを「CCC」から「CC」へ引き下げました。

2015年6月10日
S&Pは、名目GDPが好転し、公的部門の大幅改革の見通しが立たない限り、ギリシャの債務は持続不可能との見方から、ギリシャの格付けを「CCC+」から「CCC」に引き下げました。

2015年4月29日
ムーディーズはユーロ圏離脱の可能性と経済、金融、政治リスクのバランスが引き続き下向きとの見方から、ギリシャの格付けを「Caa1」から「Caa2」に引き下げました。

2015年4月15日
S&Pは、徹底的な経済改革、もしくは追加支援の実施がなければ、ギリシャの債務は持続不可能となる見込みから、ギリシャの格付けを「B-」から「CCC+」に引き下げました。

このような情報はリアルタイムで簡単に入手できます。


デフォルト関連ニュースはいち早く知るべき

デフォルトに絡む為替ニュースは早く知っておくほど有利です。

ギリシャのデフォルトが実際に起こると、為替相場(特に欧州の通貨)はかなり乱高下することが予想されますので、リスクでもあると同時にチャンスでもあります。

例えば、2012年7月のギリシャのデフォルト危機によって、ムーディーズはドイツ、オランダ、ルクセンブルクの「Aaa」格付けをネガティブに変更しました。

その時、ユーロ円の為替相場は94.08円の超円高です。リーマンショックでも110円台だった為替相場が100円を切るほど、ギリシャのデフォルト危機が市場に強いインパクトを与えました。


ユーロ円 円高チャート

ちなみに、2012年7月格下げ発表後にユーロ円を買い、一週間後に売却すると
94.93円→97.77円となり、1万通貨の取引で2万8400円のプラスです。

今回も、ギリシャのデフォルトの影響でユーロ圏の主要国の格付けも下がるようなことがあれば、ユーロ円の相場は円高に向かうことが予想されます。


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話が脇道にそれてしまいましたが、南アフリカの格付けはどうでしょうか。
詳しくはこちら→南アフリカの格付け


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