アメリカ政策金利の推移と見通し 為替レート(米ドル円)への影響

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著者:為替カバ 更新日:2020年3月9日

アメリカ政策金利の推移と見通し 為替レート(米ドル円)への影響

アメリカの政策金利推移

アメリカの政策金利は現在1.25%です。
また、過去の政策金利は、下のように推移しています。

アメリカ 政策金利の推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2020 1.75 1.75 1.25
2019 2.50 2.50 2.50 2.50 2.50 2.50 2.25 2.25 2.00 1.75 1.75 1.75
2018 1.50 1.50 1.75 1.75 1.75 2.00 2.00 2.00 2.25 2.25 2.25 2.50
2017 0.75 0.75 1.00 1.00 1.00 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.50
2016 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.75
2015 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.50
2014 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
2013 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
2012 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
2011 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
2010 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
2009 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
2008 3.00 3.00 2.25 2.25 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 1.00 1.00 0.25

2008年以降におけるアメリカの政策金利は、0.25%~3.00%の間で推移しています。(赤字:最高金利 青字:最低金利)
リーマンショック後の2008年12月~2015年11月までの約7年間、0.25%の最低金利になっていました。その後、景気の回復に合わせて、政策金利も2%以上、上がっています。

なお、FXで米ドル円のスワップトレードをする場合、FX会社によりもらえるスワップポイントが違いますので、注意が必要です。
米ドル円のスワップポイントを比較


アメリカの政策金利は、米ドル円の為替レートに影響を与える?

米ドルは、先進国通貨の中では高金利の通貨です。
そのため、政策金利が動くことで為替レートも変動するのか、相関関係を調べてみました。

アメリカの政策金利と為替レートの相関

上の図は、2008年1月~2018年12月におけるアメリカの政策金利と米ドル円の相関図です。
アメリカの政策金利が上がった場合、下がった場合、変わらなかった場合で、米ドル円の為替レートがどのように変動するのか調べました。


アメリカの政策金利が上がった場合

2008年以降、アメリカの政策金利が上がったのは1回です。

①2015年12月→2018年12月
アメリカの政策金利は、0.25%→2.50%まで、2.25%上がりました。
その間、米ドル円の為替レートは、123.07円→113.54円まで下落しました。

アメリカの政策金利が上がった場合、米ドル円は

です。ただし、この間の為替レートは、上の図からもわかるように一方的な円高ではなく、円高と円安が行き来するレンジ相場となっています。


アメリカの政策金利が下がった場合

2008年以降、アメリカの政策金利が下がったのは1回です。

①2008年3月→2008年12月
アメリカの政策金利は、3.00%→0.25%まで、2.75%下がりました。
その間、米ドル円の為替レートは、103.21円→95.55円まで下落しました。

アメリカの政策金利が下がった場合、米ドル円の為替相場は

です。この時期は、ちょうど世界金融危機と重なっているため、
「アメリカの政策金利が下がったから、米ドル円の為替レートが下がった」
のではなく、
「世界の景気が悪くなったから、米ドルを含むすべての通貨で円高になった」
といえます。


アメリカの政策金利が変わらなった場合

2008年以降、アメリカの政策金利が変わらなかったのは以下の期間です。

①2008年12月→2015年11月
アメリカの政策金利は、0.25%で変わりませんでした。
その間、米ドル円の為替レートは、95.55円→120.58円まで上昇しました。

アメリカの政策金利が変わらなかった場合、米ドル円の為替相場は

です。この時期は、ちょうどアメリカ経済の回復時期と重なっているため、
「アメリカの政策金利が変わらなかったから、米ドル円の為替レートが上がった」
のではなく、
「アメリカの景気が良くなったから、米ドルが円安になった」
といえます。


アメリカの政策金利と米ドル円への影響 結論

これらの結果から、米ドル円の為替レートは、アメリカ政策金利の変動に対しては、あまり反応しないことがわかりました。

一方、世界やアメリカの景気には敏感に反応することがわかります。


アメリカ政策金利の見通しは?

米ドルでスワップポイント狙いの長期投資をする場合、金利の動向は利益に直結するため、政策金利の見通しを知っておくことは重要です。

アメリカの政策金利は、FRB(米連邦準備理事会)によって、FOMC(連邦公開市場委員会)の会合で決められます。また、この数年は徐々に政策金利が上がっているのがわかります。

アメリカ政策金利の推移(単位:%)
2015年
12月
2016年
12月
2017年
3月
2017年
6月
2017年
12月
2018年
3月
2018年
6月
2018年
9月
2018年
12月
0.25%→
0.50%
0.50%→
0.75%
0.75%→
1.00%
1.00%→
1.25%
1.25%→
1.50%
1.50%→
1.75%
1.75%→
2.00%
2.00%→
2.25%
2.25%→
2.50%

アメリカが利上げする理由

金利が上がると銀行の金利も上昇し、企業の設備投資が抑制され、個人の消費意欲が衰えます。利上げで良いことが起こりませんが、金利を下げると逆の現象が起こります。
つまり、景気が冷え込んでいるときに金利を引き下げることで、景気を上向きにできます。

利上げは「景気が冷え込んだ時の対応策として、政策金利を上げておく」のが主な狙いです。
事実、2008年の世界金融危機でアメリカは政策金利を2.00%→0.25%まで引き下げることで、景気を上向きにさせました。

一方、景気が悪いときに政策金利の引き上げを行うと、さらなる景気悪化を招いてしまいます。
そのため、
「景気が良いうちに利上げしておいて、景気が下がったら利下げで対処したい」
というわけです。

2015年以降のアメリカ政策金利 利上げ・利下げは各年で何回?

アメリカは2008年の世界金融危機で利下げして以降、2015年から利上げを開始し、2018年は4回利上げしました。2019年は一転して3回利下げを実施しました。

2020年は利下げの年か利上げの年か?
アメリカの政策金利を予想するうえで欠かせないのが、FRB議長の発言です。

FRBのパウエル議長の発言要約

2020年のパウエル議長の発言から、新型コロナの影響で、どちらにも動きそうな不安定な状況といえます。


米国10年国債からアメリカ政策金利を予想

米国の金融政策の先行指標(今後どこまで政策金利が上がるか)としても使われる、米国10年国債も今後の政策金利を予想するうえで、重要です。
※米国10年国債:米国の財務省が国の運営資金を集めるために発行する償還期間が10年の国債

2020年3月9日時点の米国10年国債利回り:0.409%
つまり、市場ではアメリカ政策金利がここまで下がると予想しています。
米国10年国債最新利回り

アメリカ政策金利見通し 結論

新型コロナの状況次第ですが、10年国債の利回りから、利下げの可能性が高いです。

なお、米ドル円の今後の見通しについては、こちらで詳しく記事を書いています。
アメリカドル(米ドル)円の見通し(今後)


米ドル投資で受け取る金利はどのFX会社を利用しても同じ?

同じ米ドルを購入しても、FX会社によって、受け取ることができる金利(FXの世界ではスワップポイントと呼ばれます)は大きく違うことがあります。

FX会社が私たち投資家に支払う金利は、アメリカの政策金利を基準に決めますが、 実際にどのくらいの金利を支払うかは、FX会社が自由に設定していいことになっています。

そのため、FX会社選びを間違えるとせっかく米ドルに投資しても、 少ない金利しかもらえなかったということになってしまいます。

どのFX会社が一番多くのスワップポイントを提供しているかは、こちらをご覧ください
米ドル円のスワップポイントを比較


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