トルコリラの政策金利の推移と見通し 為替レートへの影響

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トルコリラの政策金利の推移と見通し 為替レートへの影響

2019年3月7日時点のトルコリラ政策金利は24.00%

トルコリラの政策金利は複数あります。
現在FX会社がスワップポイントの参考にするのは、「1週間物レポ金利」と呼ばれる金利です。

現在のトルコリラ1週間物レポ金利は24.00%で、過去10年のトルコリラにおける最高金利です。
2018年9月13日に17.75%→24.00%に上がりました。

2019年トルコリラ 政策金利発表スケジュール
政策金利
1月16日 24.00%→24.00%(据え置き)
3月6日 24.00%→24.00%(据え置き)
直近のインフレ率は19.67%と高く、利下げは時期尚早と判断
4月25日
6月12日
7月25日
9月12日
10月24日
12月12日

トルコリラの政策金利は4種類から3種類へ

トルコ中央銀行は、政策金利を下の4種類設定していました。

一番重要な金利は?
トルコリラの実質的な政策金利とみなされるものは、時期により違います。

実質的な政策金利が変わるなどの複雑な金融政策は、トルコのエルドアン大統領が政策金利の引き上げに反対しているためでした。
しかし、政策の複雑化を解消するため、2018年6月以降は以下のように変わりました。

2018年6月1日のトルコ政策金利 変更点

つまり、現在トルコの実質的な政策金利は1週間物レポ金利です。
トルコリラをFXで運用される方は、1週間物レポ金利だけを気にしておいて間違いありません。
(FX会社は、1週間物レポ金利を参考にトルコリラのスワップポイントを決定します。)


トルコリラの政策金利の推移

トルコリラの過去の主要政策金利は下のように移り変わっています。

トルコリラの主要政策金利の移り変わり
2016年12月まで:1週間物レポ金利
2017年1月~2018年5月まで:後期流動性貸出金利
2018年6月~:1週間物レポ金利

そこで、主要政策金利の推移を調べました。

トルコリラ 主要政策金利の推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2019年 24.00 24.00 24.00
2018年 12.75 12.75 12.75 13.50 16.50 17.75 17.75 17.75 24.00 24.00 24.00 24.00
2017年 11.00 11.00 11.75 11.75 12.25 12.25 12.25 12.25 12.25 12.25 12.25 12.75
2016年 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 8.00 8.00
2015年 7.75 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50 7.50
2014年 10.00 10.00 10.00 10.00 9.50 8.75 8.25 8.25 8.25 8.25 8.25 8.25
2013年 5.50 5.50 5.50 5.00 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50
2012年 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75 5.50
2011年 6.25 6.25 6.25 6.25 6.25 6.25 6.25 5.75 5.75 5.75 5.75 5.75
2010年 6.50 6.50 6.50 6.50 7.00 7.00 7.00 7.00 7.00 7.00 7.00 6.50
2009年 13.00 11.50 10.50 9.75 9.25 8.75 8.25 7.75 7.25 6.75 6.50 6.50
2008年 15.50 15.25 15.25 15.75 15.75 16.25 16.75 16.75 16.75 16.75 16.25 15.00

2008年以降におけるトルコの政策金利は、4.50%~24.00%の間で推移しています。
赤字:最高金利 青字:最低金利)

日本の政策金利と比較して、非常に高金利であることが分かります。

ちなみに、FX会社も上の政策金利を参考にして、トルコリラ円のスワップポイントを決めます。
ただし、あくまで「参考」で、FX会社によりスワップポイントの設定金額が違いますので、1番高いスワップポイントを提供するFX会社で取引することをおすすめします。
トルコリラ円のスワップポイントを比較


トルコリラの政策金利見通し

2018年9月13日、トルコ中央銀行が政策金利を6.25%利上げしたことで、トルコリラの政策金利は現在24.00%です。

FXで利用可能な通貨の中で、この金利の高さは、為替取引量の多い上位20通貨中1番で、2番手のメキシコペソの政策金利(8.25%)より10%以上高いです。過去の政策金利の推移からも、金利が異常に高い状態といえます。

今回の利上げ目的は、6月の利上げ時と同様に最安値を更新し続ける「トルコリラ安」を食い止めるためでした。
トルコ中央銀行のの思惑通り、9月7日に1トルコリラ=16.80円だった為替相場は、利上げ発表後18.73円まで上昇しました。

現在も、1トルコリラ=20.13円と落ち着いていますが、今後、為替レートが急落するような事態があれば、さらに利上げされる可能性があります。

一方、エルドアン・トルコ大統領は
「投資を呼び込むために利下げが必要」
と言っていますが、利下げにより、再度トルコリラの最安値を更新する恐れもあることから、今すぐ利下げするということは考えづらい状況です。

トルコリラの政策金利見通し 結論
当面の間、政策金利は変わらないものの、トルコリラの為替相場によっては、利上げされる可能性があります。


トルコリラの政策金利は、トルコリラ円の為替レートに影響を与える?

トルコリラは、高金利で魅力の通貨です。
そのため、政策金利が動くことで為替レートも変動するのか、相関関係を調べてみました。

トルコリラの政策金利と為替レートの相関

上の図は、2008年1月~2018年6月における、トルコリラの政策金利と為替レートの相関図です。政策金利が上がった場合と下がった場合で、トルコリラ円の為替レートがどのように変動するのか調べました。


政策金利が上がった場合

2008年以降、トルコの政策金利が上がったのは、下の4回です。

①2008年3月→2008年7月
トルコリラの政策金利は、15.25%→16.75%まで、1.50%上がりました。
その間、トルコリラ円の為替レートは、85.01円→86.80円に上昇しました。

②2010年4月→2010年5月
トルコリラの政策金利は、15.25%→16.75%まで、1.50%上がりました。
その間、トルコリラ円の為替レートは、61.50円→63.12円に上昇しました。

③2013年12月→2014年1月
トルコリラの政策金利は、4.50%→10.00%まで、倍以上の5.50%上がりました。
政策金利が倍以上になりましたが、トルコリラ円の為替レートは、50.07円→48.95円に下落しました。

④2016年10月→2018年9月
トルコリラの政策金利は、7.50%→24.00%まで3倍以上に上がりました。
トルコリラ円の為替レートは、33.17円→17.65円に下落しました。

トルコリラの政策金利が上がった場合、トルコリラ円は上昇(円安)2回、下落(円高)2回です。


政策金利が下がった場合

2008年以降、トルコの政策金利が下がったのは、下の3回です。

①2008年10月→2009年11月
トルコリラの政策金利は、16.75%→6.50%まで、一気に10.25%下がりました。
その間、トルコリラ円の為替レートは、83.55円→59.55円に下落しました。

②2010年11月→2013年5月
トルコリラの政策金利は、7.00%→4.50%まで、2.50%下がりました。
その間、トルコリラ円の為替レートは、56.04円→54.34円に下落しました。

③2014年4月→2015年1月
トルコリラの政策金利は、10.00%→7.50%まで、2.50%下がりました。
その間、トルコリラ円の為替レートは、48.21円→51.33円に上昇しました。

トルコリラの政策金利が下がった場合、トルコリラ円は下落(円高)2回、上昇(円安)1回です。


トルコリラの政策金利と為替レートの相関 結論

事例が少なく、はっきりと断言できませんが、2013年12月から2014年1月にかけて、政策金利が4.50%→10.00%まで、2倍以上の5.50%上がったにもかかわらず、トルコリラ円が下落したことなどを考慮すると、政策金利とトルコリラ円の為替レートは、長期で見ると
「政策金利の利上げ=為替レートの上昇(円安)」
といった相関は見られないと言えます。



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