メキシコペソへFX投資すべきか迷われている方へ メリット・デメリット・注意点を解説します

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著者:為替カバ 更新日:2019年12月25日

メキシコペソへのFX投資 メリット・デメリット・注意点は?

メキシコペソは、北アメリカ南部に位置するメキシコ合衆国、通称メキシコの通貨です。

メキシコ合衆国の特徴
メキシコ合衆国
人口 1億2474万人(11位/190か国中)
日本:1億2650万人
国土 196万4375平方キロメートル(13位/201か国中)
日本の約5.2倍
GDP 1兆2220億米ドル(15位/191か国中 2018年)
日本:4兆9717億ドル
経済成長率 2.00%(135位/191か国中 2018年)
日本:0.81%
インフレ率 4.90%(39位/191か国中 2018年)
日本:0.98%
国債格付け ムーディーズ:A3/S&P:BBB+
おもな産業 石油および自動車の生産

出典:JETRO

そんなメキシコペソに中・長期でFX投資する場合のメリット・デメリット・注意点について、投資家目線から見てみました。


目次

メキシコペソへのFX投資 デメリットは?

デメリット1 先進国通貨に比べ、為替変動率が高い

通貨の変動率が高いと、保有中の含み損が大きなることがあります。
そうなると、人によっては精神的にしんどくなります。
(自慢できませんが、私も経験があります!)

メキシコペソ円の為替変動率は、同じ新興国通貨のトルコリラ円や南アフリカランド円と比較すると若干低いのですが、米ドル円や豪ドル円と比較すると、為替変動率は高いです。

2014年~2018年 過去5年間の平均為替変動率 比較表
メキシコペソ円 米ドル円 豪ドル円 トルコリラ円 ランド円
20.38% 13.06% 14.61% 28.07% 23.30%

解決策:暴落後に購入するなどで購入のタイミングを見計らうか、毎月定期的に購入するなど、時間分散での購入があります。


デメリット2 アメリカの影響を受けやすい

現在のメキシコペソ円史上最安値は、2016年11月11日の4.87円です。

主な原因は2016年11月8日のトランプ氏のアメリカ大統領当選です。
トランプ氏は選挙期間中
「メキシコとの国境に壁を建てる」
「壁の建設費用はメキシコに支払わせる」
と言っていました。

そのため、トランプ氏の当選により、
「アメリカとの関係が悪化し、メキシコの経済状況が悪くなるのでは」
との悲観論がメキシコペソの暴落につながりました。

この暴落は、メキシコペソがいかに隣国アメリカの影響を受けやすいかを物語っています。

解決策:例えば、2016年11月のメキシコペソの暴落時に上昇した米ドルや、他の通貨にも分散投資することで、メキシコペソの暴落をある程度軽減できます。


デメリット3 スペイン語圏で情報を入手しづらい

メキシコでは、国で定めている公用語は存在しませんが、最も多く話されている共通語はスペイン語です。

そのため、旬のメキシコ関連ニュースを入手しようと思ったら、スペイン語の習得が必要になります。

通貨への投資で困るのが、ハイパーインフレとデフォルトによって、通貨の価値が大きく下がること。旬の情報を得られないと、この予兆を知ることが難しくなります。

ただし、このデメリットにも解決策はあります。

解決策:FX会社の提供する為替情報を入手する。例えば、私はヒロセ通商が発行する為替ニュースが自分のメールに届くようにしています。

ヒロセ通商からのメール(一部抜粋)

為替ニュースについては、こちらで詳しく解説しています。
FX会社の為替ニュースを比較

また、このサイトでもメキシコペソの見通しを定期的に更新しています
メキシコペソ円の為替見通し


メキシコペソへのFX投資 メリットは?

メリット1 金利が高い

金利が高いとなぜいいか?
それは、もらえるスワップポイントが高くなるからです。

メキシコペソは、政策金利7.25%と、先進国通貨と比較して、とても高い政策金利を設定してくれてます。

主要FX通貨 政策金利 比較表
トルコリラ 11.25%
メキシコペソ 7.25%
南アフリカランド 6.25%
米ドル 1.75%
豪ドル 0.75%

日本だと、高くても定期預金で0.2%と、比べる意味がないくらい低いです。

また、いつでも解約できる普通預金だと、金利はほぼ0%です。FXのメキシコペソだと、いつでも解約できてこの金利なので、日本の預金事情と比較すると、その凄さがわかります。

また、スワップポイントは土日祝を除き、ほぼ毎日FX口座に振り込まれます。
毎日お金が入ってくるというのも、うれしいですね♪


メリット2 レバレッジをかけられる

南アフリカの政策金利はもともと高いです。
ですが、レバレッジをかけることで、投資に必要なお金を増やすことなく、さらに多くのスワップポイントをもらえます。

下の条件で、レバレッジごとにもらえるスワップポイントを見てみましょう

条件
・購入時のメキシコペソ円為替レート:5.76円
・メキシコエペソ円10万通貨の1日あたりのスワップポイント:130円

レバレッジ別 メキシコペソと日本円との金利差 比較表
レバレッジ 1倍 2倍 3倍
用意する証拠金 57万円 57万円 57万円
購入通貨量 10万通貨 20万通貨 30万通貨
1日にもらえるスワップポイント 130円 260円 390円

レバレッジ3倍だと、57万円に対して1日390円・年間14万2350円のスワップポイントをもらえます。年間金利では24.97%)です。

なお、FX会社によってもらえるスワップポイントが違いますので、なるべく高いスワップポイントを提供するFX会社を利用してください。
メキシコペソ円のスワップポイントを比較


メリット3 他の高金利通貨に比べインフレ率が低いため、下落しにくい

メキシコのインフレ率は他の高金利通貨国と比べ、インフレ率が低いです。

高金利通貨国のインフレ率比較表(2008年~2018年の平均インフレ率)
メキシコ +4.22%
ブラジル +5.92%
南アフリカランド +5.97%
インド +7.34%
トルコ +9.08%

ちなみに直近のインフレ率はこんな感じです。

高金利通貨国のインフレ率比較表(2019年11月測定 年間インフレ率)
メキシコ +2.97%
ブラジル +3.27%
南アフリカランド +3.60%
インド +5.54%
トルコ +10.56%

トルコ以外は過去11年の平均インフレ率より下落していますね。
そのため、メキシコペソ通貨の価値も、下落しにくいです

高金利通貨の年間平均騰落率比較表(2008年~2019年)
メキシコペソ -3.62%
インドルピー -4.06%
南アフリカランド -4.40%
ブラジルレアル -5.06%
トルコリラ -11.15%

なお、100年に一度といわれるリーマンショックがあった2008年を除外すると下のような騰落率です。

高金利通貨の年間平均騰落率比較表(2009年~2019年
メキシコペソ -0.78%
インドルピー -1.03%
南アフリカランド -1.33%
ブラジルレアル -2.08%
トルコリラ -8.68%

リーマンショックの年を除くと、メキシコペソの平均騰落率は-1%未満で、金利が大きく上回ります。


メリット4 格付けが投資適格級を維持

多くの高金利通貨が、格付け会社によって投資不適格級の烙印を押される中、メキシコペソは奮闘しています。

高金利通貨国 格付け比較表(上段S&P・下段ムーディーズ)
メキシコ BBB+ ←投資適格級
A3 ←投資適格級
インド BBB- ←投資適格級
Baa2 ←投資適格級
南アフリカ BB ←投資不適格級
Baa3 ←投資適格級
ブラジル BB- ←投資不適格級
Ba2 ←投資不適格級
トルコ B+ ←投資不適格級
B1 ←投資不適格級

投資不適格級だからすぐに暴落するというわけではありませんが、不適格級よりは適格級のほうがいいに決まってます。


メキシコペソへのFX投資 注意点は?

注意点は2つあります。

レバレッジをかけすぎない

レバレッジをかけすぎると、FX会社に預けた証拠金-最低必要証拠金以上の含み損が発生すると、最低必要証拠金を残して強制決済(ロスカット)されます。

最低必要証拠金:ほとんどのFX会社で購入通貨量の1/25
下の条件で、レバレッジごとのロスカット水準を見てみましょう。

条件
・購入時のメキシコペソ円為替レート:5.70円
・スワップポイントは考慮しない

レバレッジ別 メキシコペソと日本円との金利差 比較表
レバレッジ 1倍 2倍 3倍 4倍 5倍
用意する証拠金 57万円 57万円 57万円 57万円 57万円
購入通貨量 10万通貨 20万通貨 30万通貨 40万通貨 50万通貨
最低必要証拠金 2.28万円 4.56万円 6.84万円 9.02万円 11.4万円
ロスカットレート 約0.23円 約3.08円 約4.03円 約4.50円 約4.79円

※ロスカットレートは、1メキシコペソ=5.70円の際の最低必要証拠金に固定して算出していますので、実際はもう少し低くなります。

つまり、レバレッジ5倍では、1メキシコペソ=4.79円まで下がると保有ポジションがロスカットされ、証拠金57万円のうち、最低必要証拠金11.4万円だけが手元に残るイメージです・・・
約45万円の損失!

長期投資でのロスカットは、絶対に避けたいですね。

メキシコペソの長期投資では、ロスカットされないためにも、最大でもレバレッジ3倍までにしておきたいところです。

レバレッジ3倍でも為替レートが変わらなければ、スワップポイント収入で年20%以上のリターンが期待できます。


暴落してもあせらない

例えば、2015年1月~2016年12月にかけて、8円台から5円台まで為替レートが下がりました。

メキシコペソ円 為替レートの推移

この時の損失はレバレッジ別に下のようになります。

条件
・購入時のメキシコペソ円為替レート:8.00円
・2年後のメキシコペソ円為替レート:5.50円
・2年間の合計スワップポイント:48516円(10万通貨あたり)

レバレッジ別 為替差損 比較表
レバレッジ 1倍 2倍 3倍
用意する証拠金 80万円 80万円 80万円
購入通貨量 10万通貨 20万通貨 30万通貨
為替損益 -250000円 -500000円 -750000円
スワップポイント +58516円 +117032円 +175548円
合計損益 -191484円 -382968円 -574452円

特にレバレッジ3倍では、60万円近い損失が出ています。

このような暴落時に、絶対にあせって決済してはいけません。
私も含み損を抱えることがありますので、あせる気持ちはよく分かるのですが、ここはグッと耐える場面!

下の表は、辛抱強くもう3年待った場合の為替差損です。

条件
・購入時のメキシコペソ円為替レート:8.00円
・5年後のメキシコペソ円為替レート:5.60円
・5年間の合計スワップポイント:178481円(10万通貨あたり)

レバレッジ別 為替差損 比較表
レバレッジ 1倍 2倍 3倍
用意する証拠金 80万円 80万円 80万円
購入通貨量 10万通貨 20万通貨 30万通貨
為替損益 -240000円 -480000円 -720000円
スワップポイント +178481円 +356962円 +535443円
合計損益 -61519円 -123038円 -184557円

損失がだいぶ軽減されていますね。

保有後に暴落しても、しばらく持ち続けると、スワップポイントの利益が為替差損を上回る可能性が出てきます。


まとめ

デメリット

メリット

注意点


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