トルコリラ国債格付け(S&P・ムーディーズ)の推移と為替への影響

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著者:為替カバ 更新日:2020年7月1日

トルコリラ国債格付けの推移と為替への影響

有名な格付け会社はS&P・ムーディーズの2社です。
この2社のトルコリラへの評価と、格付けが為替相場に及ぼす影響を調べました。

この記事の目次
  1. トルコリラ国債格付けの推移
  2. トルコリラ国債格付けの変更理由(原因)
  3. トルコリラ国債格付けの為替相場への影響

トルコリラ国債格付けの推移

現在のトルコリラ格付けは、下の通りです。

格付けは、金融商品または企業・政府などの信用力をある一定の基準に基づいて、
「Aa3」「BBB」などの記号や等級で示すものです。

また、S&Pはムーディーズに比べ、アメリカ国債の格付けを上から2番目に位置付けるなど、審査が厳しめです。

格付けの種類
ムーディーズ S&P 投資判断
Aaa AAA 信用リスクが最小限(信用力が最大)
Aa AA 信用リスクが極めて低い(信用力大)
A A 信用リスクが低い(信用力あり)
Baa BBB 信用リスクは中程度
※このランク(Baa3/BBB-)までが「投資適格級」です
Ba BB  相当の信用リスク←現在のトルコリラ
※このランク(Ba1/BB+)以下は、「投資不適格級」です
B B 信用リスクが高い
Caa CCC  信用リスクが極めて高い
SD SD 選択的デフォルト・一部債務不履行
D D 債務不履行

下の表は、トルコリラ国債格付けの推移です。

2020年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
S&P B+ B+ B+ B+ B+ B+ B+
ムーディーズ B1 B1 B1 B1 B1 B1 B1
2019年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
S&P B+
ムーディーズ Ba3 B1
格下げ
B1

2018年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
S&P BB BB-
格下げ
BB- B+
格下げ
B+
ムーディーズ Ba1 Ba2
格下げ
Ba2 Ba3
格下げ
Ba3

2017年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
S&P 2017年はすべての期間で「BB」
ムーディーズ 2017年は「Ba1」

2016年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
S&P BB+ BB
格下げ
BB
ムーディーズ Baa3 Ba1
格下げ
Ba1

2015年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
S&P 2015年はすべての期間で「BB+」
ムーディーズ 2015年は「Baa3」


トルコリラ国債格付けの変更理由(原因)

トルコリラ 格付け変更理由(原因)
日付 格付け 変更の理由(原因)
2019年
6月15日
ムーディーズ
Ba3→B1
格付ダウン↓
国際収支の悪化で政府債務不履行リスクが上昇
2018年
8月18日
S&P
BB-→B+
ムーディーズ
Ba2→Ba3
格付ダウン↓
トルコリラの極端なボラティリティ拡大が経済に悪影響を及ぼしている
2018年
5月2日
S&P
BB→BB-
格付ダウン↓
10%を超す高インフレが続いていることが原因
2018年
3月8日
ムーディーズ
Ba1→Ba2
格付ダウン↓
経常赤字拡大・対外債務増加・政治的リスク増大
2016年
9月24日
ムーディーズ
Baa3→Ba1
格付ダウン↓
海外投資需要関連リスク・信用リスク増大
2016年
7月21日
S&P
BB+→BB
格付ダウン↓
クーデター未遂を受けた政情不安の高まりが原因


トルコリラ国債格付けの為替相場への影響

格付けは、複数のアナリストの意見をもとにできるだけ公平・中立な評価のもとに行なわれていますが、今ではなく将来を評価するため、どうしても主観が入ってしまいます。

そのため、100%信用することは出来ませんが、私たちのように詳しい情報を持っていない個人投資家にとっては、投資の判断材料に出来る貴重な情報です。

では、トルコリラの格付けは為替相場にも影響を与えるのでしょうか?
トルコリラの為替相場と格付けの相関関係を調べました。

2018年8月18日のS&P格下げ
格下げ1か月前 23.14円 → 格下げ1か月後 17.81円
格下げ1週間前 17.25円 → 格下げ1週間後 18.49円
特に格下げ1か月前後で、円高が起こっています。

2018年5月2日のS&P格下げ
格下げ1か月前 26.78円 → 格下げ1か月後 24.01円
格下げ1週間前 26.79円 → 格下げ1週間後 25.35円
格下げ1週間前後・1か月前後とも、円高が起こっています。

2018年3月8日のムーディーズ格下げ
格下げ1か月前 28.58円 → 格下げ1か月後 25.58円
格下げ1週間前 27.97円 → 格下げ1週間後 27.42円
特に格下げ1か月前後で、円高が起こっています。

2016年9月24日のムーディーズ格下げ
格下げ1か月前 34.03円 → 格下げ1か月後 33.80円
格下げ1週間前 34.47円 → 格下げ1週間後 33.80円
格下げ1週間前後を見ると、若干の円高が起こっていますが、1か月前後ではほぼ変わりません。

2016年7月21日のS&P格下げ
格下げ1か月前 36.05円 → 格下げ1か月後 34.24円
格下げ1週間前 36.35円 → 格下げ1週間後 34.88円
トルコリラ円の為替相場が円高に動きましたが、7月は中国初の世界同時株安が起こった時期であり、その影響を大きく受けています。

結論
トルコリラの格下げにより、為替相場は円高に動くことが多いですが、変化しない場合もあります。


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